体育館デビュー
量産試作機はこんな感じに仕上がった. 表示灯も,結局は5mmの高輝度LEDを用いることにした.
アルミのケースに入れたのにLEDを裸でとりつけるのも何なので,LEDカバーを購入した.秋葉原の千石さんの2階で,10セット700円パックのもの.レンズ付きなので,ちょっとしたランプに見える.
ただ,惜しむらくは自らの勘違いにより,盤面に7個しか穴を開けなかったことだ.LEDは8個あるのに...仕方が無いので,右側面に1個セットしてある...押し釦も同じ千石さんの2階にあった,おそらくゲーム機に使われるようなカラフルなプラスティック筐体のもの.1っこ\240えんくらいだったかな.設定用の押し釦は目立つ必要は無いので,省スペースの8mmタイプの白を選択した.基板はスピーカの下辺りにセットされている.カラフル押し釦の奥行きが結構深く,基板の高い部分(電解コンデンサや放熱器等と干渉してしまうので.やっぱりポッキーの空き箱じゃ入らなかったな.
いざ,体育館へ.電源は,手元にあった12Vのバッテリーにした.実用のスタイルも,屋外を考えるとバッテリーは有効手段だ.秋葉原の秋月さんで購入した,メンテナンスフリータイプのもの.容量は4.5AH.既に,フル充電すると,このシステムを1日以上動かせることは事前に確認してある.時報音などはあまり出力していないので,頻繁にStartStopを繰り返したら,動作可能時間多少短くなるのかもしれないが,実用上これくらいのバッテリーで十分だろう.
設置は次の写真の様に.写真右側の光電管スイッチセットがStart位置で,競技者は体育館を一周した後に左側のGoal位置光電管スイッチを切って計測を完了する.じつはこれ,陸上競技用のタイム計測器と言って来たが,主たる計測対象は,実は一輪車である.だから,光電管の位置を低くしている.(おおよそ地上高100mm)
今回のトライアルの主たる目的は,100mm程度に設置したこの光電管システムが,一輪車の全力疾走時にもその通過を確実に検出できるかどうかだ.
まず,光電管の軸を合わせる.事前に家の前の道路で実施したときに比べると,難しい.体育館なので,子供たちが周りで騒ぐと床が揺れてしまうのである.何とか光軸をセットし,計測開始.子供たちは怖がっている.得体の知れない機械が入ってきて,「レーザ光だから直接光を見ちゃだめ,注意して,」などと言われるものだから,近寄ろうともしない.
しかし,最初の勇気ある選手がチャレンジしてくれた.
5カウントの時報は結構受けた."24秒556",拍手,お母さん方からの歓声.二人目"19.xxx秒","おぉー,記録更新"歓声が徐々に大きくなってきて,次々に挑戦者が続く.
だが,ゴール時に勢いあまって落車すると,床が振動して光軸がずれてしまう.やはりここは問題だ.サランラップの芯を遮光筒に使った手作り光電管,安くて結構満足していたが軽すぎて使いにくい.おまけに屋外での計測の場合は風も問題になる.まずこれを安定させないと,実用にならないな.
一方,結構受けたのが時報とフライング検出.フライングを検出すると,”ぴぴぴぴぴぴっ”とダメ出しを食う.2回も連続すると,周囲からは笑いの声が.選手もリズムを取りながら,慎重なスタートを試みる.これは結構練習になるなぁ.
そのうち,スタート釦を押して計測結果を読み上げる役目も子供たちがやり始めた.はじめは”得体の知れない機械”だったが,やっと”練習相手”として認めてくれた.
一人が,「走って計ってもいい?」と言い出した.光電管の位置が低いので,子供とは言え光軸を飛び越えてしまうので,「スタートラインとゴールラインの光軸位置に貼ったガムテープを必ず踏めば,計れるよ」と教えたら,次々に何メートルなのかもわからない体育館をただただ走り回りタイムを計測して盛り上がりはじめた.本機も,もう遊び道具だ.
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